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フレブルとの生活

フレブル兄弟の兄の紹介をしたいと思います。

 

彼は里親募集より引き取りました。

我が家に来る前に、違うご家庭に里親として引き取られていたようですが、そちらで酷い環境で生活していたようです。

それを見兼ねて、前飼い主さんが連れ戻し。

しかし前飼い主さん宅の先住犬と馬が合わず、再度、募集をかけていたところに、わたしが引き取り希望を出し、我が家にやってきました。

 

我が家にやってきた時は、ガリガリに痩せて骨が出ている状態でした。

ご飯もいただけて、なかったのかもですね…。

そして皮膚、耳の状態が酷く、拒絶な生活をしていたのが想像できました。

 

彼を見て…ともに幸せになろう!

この言葉しかなかったです。

 

病院に行き、皮膚と耳のケアを重ねる事に。

まず食事…彼に合うものを探し、アレルギー反応を見ながら食生活の改善を始めました。

 

フレブルは基本的に皮膚疾患がでやすかったり、中耳炎、ヘルニアを患いやすかったり…とケアが重要な犬種です。

 

シャンプーも週2回のペースで常に清潔を保ち、シャンプーの品目も試しながらでした。

 

試行錯誤を繰り返しながらも頑張ったかいがあり、皮膚の方は良好傾向に転じてきました。

しかし、耳の方は良好にはほど遠くステロイドによる治療がしばらく続きました。

ステロイドは副作用が出てしまうので、なるべく少量にし体への負担を減らしての治療です。

その期間は薬を減らしては、悪化し、また薬を増やして…良くなれば、薬を減らす…の悪夢のループにハマっていました。

 

やっと耳も安定してきたと思われたとき、

診察で耳管にできものが発見されました。

かかりつけの病院では検査にも限界があり、他県の総合病院で検査をしてもらう事に。

 

全身麻酔をし、MR検査を実施すると

真珠腫との診断結果を受けました。

真珠腫とは中耳内で菌が繁殖し真珠のような塊ができてしまう。その塊が大きく成長すると骨などを破壊してしまう恐ろしい病気でした。

手術をし摘出する事になりました。

 

彼は痛かったのかはわかりませんが

違和感を感じながら今まで生きてきてたのかと

思うと心が痛かったです。

 

手術は再度、全身麻酔をし行われました。

 

術後の彼は眠る事もなく、ただ座って一夜を過ごしました。

 

数日は元気はなく、心配していましたが

元気を取り戻し回復に向かいました。

 

それからは毎月、総合病院までプチ旅がてら受診し、約2年通院しました。

その甲斐もあり、めでたく完治の判断をいただきました!

 

 

諦めずに続けてきた事に本当に感謝です。

 

犬であれ、家族を救えた事に誇りを持ちます。

 

そんな彼も今は白髪も増え、わたしと同年代になり愛おしさも増してます。

 

 

今世はともに生きようね!

 

 

ありがとう。

 

 

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